FAQ
3.キューに関する疑問
5つのキューを上げるのが難しい場合、提案リストを用いて良いですか?
はい。提案の必要がある場合は、既に回答者が挙げたものを除き、提案リストを用いてかまいません。
回答者が上げたキューが適用できるかどうか不安ですが…。
具体的なもの、人ではなく、大切な領域・大切な事柄であることが重要ですので、そのように促すと良いでしょう。
キューの重みが全て同じと答えられたら、どうすれば良いですか?
カラーディスクを動かせない場合は動かしてみてください。20%づつになっていたら、キューの重みはすべて同じということです。
カラーディスクはパイチャートのVASなので、あくまでも視覚的に評価してもらうことが重要です。
キューが「妻」など特定の人でも良いのですか?
一般に、SEIQoLのキューとしては人そのもの、ものそのものは望ましくないとされます。
「うまくいっているか・満足しているか」の評価がうまくできないからです。しかし、キューが人、ものの名称であっても生活領域としての定義がなされていて、患者さんがVASで評価できる場合は大丈夫です。
なお、別離したり、死別された場合や喪失された機能、ものであっても、その人の心に占めていて生活の質に影響をあたえていればそれはその方の重要な生活領域といえます。
「歩きたい」というキューは適切ですか?もう少し置き換えとして誘導した方が良いですか?
「歩きたい」ということばの意味から、生活領域を聴き取り、患者さんに定義してもらいます。
その上で、その領域を「歩きたい」というキューとして命名することは問題ありません。